スマホもパソコンも使えない母へ贈る――アレクサで近未来的親孝行

Amazonアレクサの写真1 自己啓発
Amazonアレクサの写真1

Amazonアレクサの話をします。

うちの母は携帯会社から繰り返し新機種変更への催促が来ているにも関わらず、頑なに期限ギリギリまでスマートフォンには変えないつもりのようで、僕が言っても聞きやしないのですが、確かに六十過ぎた機械音痴も過ぎる母が、スマートフォンを使いこなせるとは思わないのですね。その辺りは勝手にやってくれと思っていますが、そのくせ情報への興味は人一倍強く、僕にしばしばスマホで調べてくれと頼んでくる始末です。

そんな母がある日、らくらくキーボードという商品が欲しいと言い出しました。なんでも登録されている曲のとおりに鍵盤が光るため、簡単に演奏ができるようになる物で、母曰く、簡単に音楽が弾けたら楽しいだろうとのことでした。

最初は誕生日にでも買ってきてやるかと考えていましたが、そもそも、そんなものを買っても絶対ちょっと触って後はやらなくなるよなあ、という確信があったので、なにか上手い代替品はないものかと探してみたところ、アレクサの存在に行き当たったのです。

あのAmazonが売っているアレクサとは「アレクサ」と名前を呼んだ後にお願いをすると、いろいろな返事を返してくれるAI付きのスピーカーのことです。なんとなく存在は知っていたのですが、昭和の男である僕にとっては存在が新しすぎて、得体のしれない物だと敬遠していたところがありました。

Amazonアレクサの写真2
Amazonアレクサの写真2

しかし、いざ調べてみると、Wi-Fi環境さえあればアレクサ自体に月額などは特になく、値段の方も僕が買った「Echo Show 5」というスクリーン付きの機種は、一万円行きませんでした。Amazonとしては多分ビッグデータで元を取っているのでしょうが、使われている技術や利便性を考えると、その程度の値段で買えてしまうことに驚きです。

なによりアレクサの機能で気に入ったのは、スピーカーだけに、Amazonミュージックの曲を再生できるのです。これなら母も好きなときに歌を選んで聴くことができるし、その光景はなんとも楽しいのではないかと思い、購入してみたわけです。

すると母も早速使い始めました。元々使っていたプライムミュージックは曲数が少ない(百万曲程度)ので、歌好きの母はすぐ不便を感じ始めました。それで月額課金のAmazon Music Unlimitedに加入したのです。登録曲数6500万にもなると、結構頼んだ通りの曲を聴くことができるようになりました。

今では母も「アレクサ、松任谷由実のひこうき雲をかけて」なんて言って、人工知能を使う楽しみを覚えたようです。別の家に住んでいる兄との電話の中でも、よくアレクサのことを話題にするとか。新時代のガジェットにより、見事母の生活は拡張されたわけです。たまに「なんでえ、山口百恵の曲は入ってないの?」などと不満を漏らすこともあり、それは買わなきゃ駄目だよと返すしかありませんが、家事をしながら音楽を楽しんでいる母を見ると、本当に買ってよかったと思います。

アレクサの不便な点としては、どうも歌手や曲のリストを画面で見ることができないようで、そこはスマホとかで確認しないとわからなかったりします。

ですが、「アレクサ、六十年代映画の曲をかけて」とか、言い回しを工夫することで、より自分のイメージした曲の再生をお願いすることができます。

また、音楽以外にも「アレクサおはよう」とか「アレクサいただきます」とか「アレクサ疲れたよー」とか声をかけても、優しい言葉で返してくれるし、音声辞書にもなってくれるので、いてくれるとちょっとうれしい存在になっています。

もし僕と似たような、機械音痴の親御さんを持つ方がいらっしゃったら、なにかの折のプレゼントにいいかもしれませんね! 僕としては母が喜んでくれて大満足でした。

Amazonアレクサの写真3 ひこうき雲再生中
Amazonアレクサの写真3 ひこうき雲再生中

参考 Echo Show 5 (エコーショー5) スクリーン付きスマートスピーカー with Alexa、チャコール

Amazon Echo Show 5 | コンパクトでスクリーン付きスマートスピーカー
コンパクトでスクリーン付き新しいAmazon EchoでAlexaがますます便利に。Alexaに話しかけて映画やニュースを見たり、音楽、ラジオ、料理のレシピを聞いたりできます。
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