もうやめて!障害者あるある失敗話その4 ネガティブな話をしてしまう

渦巻く暗黒のバックグラウンド 障害者あるある失敗話
渦巻く暗黒のバックグラウンド

 ネガティブな話題は一般的に敬遠されがちですが、たとえばネット上にはネガティブな話題が相当に溢れています。浅く見る分には興味を持つこともありますが、深く斬り込まれると結構ウッとなります。

 なにしろ語り手の負の感情が、それをわかってもらいたいという気持ちがこれでもかってくらい詰まっているので、聞き手としても読み手としても苦しいことこの上ないわけです。サンプル例を探そうと思えば容易に見つかることでしょう。そして読み続けることはなかなかできないと思います。いつまでも終わらない話や、上から下まで繋がった長文なんて見せられたら、どう始末をつけたものか、さぞかし困惑することでしょう。

 でも、よく考えたら私だってネガティブな話題で顰蹙を買ったことがありました。何度もありました。「私は多くの友人たちを裏切ってしまいました」「病気になってから人生が全部駄目になりました」「毎日薬を飲んでいると死に近づいている気がします」相手が優しいから「おーい暗いぞー」で済んだこともありますが、結構相手の都合も考えずにネガティブな発言をしていたところはあります。切り口次第では興味を持って聞いてくれることはあったのですが、それも相手側の器の大きさの為せるものでしたね。

 実際のところ、障害があろうがなかろうが、ネガティブな発言はします。信頼関係がしっかりできていれば、ある程度は親身になって聞いてくれるでしょうし。度が過ぎれば「お前のネガティブ話なんて聞きたくねえんだよ!」と怒られ、へこんで、それで終わりです。ですが障害者の場合、少し事情が違ってくるのです。

 ちょっとした事情

 基本的に他人のネガティブ話は多くの人が聞きたくありません。ですが福祉の世界にはケースワーカーなど、治療や生活の相談に乗ってくれる専門職の方がいらっしゃいます。彼らが受け皿になることにより、逆境に落ちていく中、ようやく足がかりができて社会復帰への道が開けてくるわけですが、彼らはネガティブなことも結構な範囲で、仕事として熱意を持って聞いてくれます。

 また、障害者同士で会話をすると、境遇が似ているだけに、暗い話で盛り上がります。それはコミュニケーションの活性化として、とても良いことなのですが、私のケースだと、一般人と話すときにもそういったノリを引き継いでいた時期があったのですね。病気の世界のノリが通用すると思って会話に入ったら、顰蹙を買って上手くいかない、ということは多々ありました。

 障害を持つと、その障害の深刻さからネガティブな世界観を持ってしまい、真に近い意味で他の人と住んでいる世界が違う、になりかねないので、広くアンテナを持つのは良いことだと思います。相談員には正直に思いを吐き出して、今後の生き方を前向きに検討されるといいですね。

 いろいろ経験して、一つのことにとらわれず、多くの価値観を学ぶことで、ようやく負の記憶に縛られたネガティブトークをすることは減っていくわけですが、渦中にいるとどうしても気持ちも語りも暗くなりますよね。聞いてほしいことを拒絶されたとしても、あまり恨みに思わぬよう、なにもかも一つの学びとして受け止めて、みなさん共に歩んでいけたらいいですね。

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