まさかこの人が!障害者あるある失敗話その7 宗教勧誘される

勧誘のイメージ 障害者あるある失敗話
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 日本国憲法では宗教の自由が認められていて、誰がなにを信じようがオールオッケーなわけですが、無理矢理信じさせられるのは大変迷惑です。実際そういうことがあるから困り物です。私はよほど引き込めそうな顔をしているのか、結構何度も誘いをかけられました。勧誘者がオールメンズだったのも腹立たしいですね!

 で、障害者のコミュニティ内でも、宗教に励まれている方は大勢います。私としては敬意を払いつつも、思想面では一定の距離を置くスタンスを取っていますが、別に全員のことを把握しているわけではありません。一時通っていた職業訓練校で、身体障害者の方がやけに親しげに話してくれて、ある日、ご飯を食べにいこうと電話をいただいたのですね。

 それでオーケーしたのですが、相手が車で迎えにくるというので、それは断りました。単に店が歩いていける距離だったからなのですが、途中で後輩の友達も一緒に来ると連絡が来て、随分慌ただしいなと思ったものです。

 で、男三人であまり深みのない話で盛り上がっていたのですが、ある程度親しい雰囲気になったところで、後輩の友達を名乗る男が「ねえ佐久本君、仏●って知ってる?」と切り出してきたのです。

 後輩の彼が演説をしている間、身体障害者の彼はひと言もしゃべりませんでした。というのも、彼の体調では演説は無理だったからです。だからこそ油断していたところがあります。仏●をやれば病気も治るだの、腹立たしいことをいくつも言われましたが、私としては「その話やめましょう!」と連呼するしかありませんでした。

 昔スーパーファミコンのRPGで、主人公が宗教勧誘されるイベントがありました。すごい長い台詞を聞かされた末に「はい」か「いいえ」の選択肢を選ばなければなりません。

 しかし、「いいえ」を押すと、また同じ台詞を聞かされた上に、再び「はい」か「いいえ」の選択肢が出てくるのです。では「はい」を押したらどうなるのでしょう?

 答えは、その時点でゲームオーバーになるのです。状況を無事抜け出すには、「いいえ」を5回繰り返さないといけなかったのです。逃げ場のない勧誘の場に遭遇した私は、そのゲームのことを頭に浮かべながら、必死でやり過ごして、消耗しきって家に帰ってきたわけです。当時、今より病気が酷かった私としては、激しい具合の悪さの中に黒い怒りがうずまいていて、結構大変だったのを覚えています。

 一方で、当時の知人にそのことを話すと「僕だったらその場で帰りますね。ここあんたたちの払いねって言って、なにもなかったことにします」と言い切ってくれて、やっぱりできる人は割り切ったものだなと感心したものです。

 結局誘ってくれた彼とは距離を取るようになり、全ての連絡は無視するようになりました。当時、友人が増えると思っていた私としては、がっかりさせられる事件でした。もう少し慎重に距離をとって見極めていれば、自然と情報が入ってきて避けられたかもしれません。といっても後の祭りですね。

 繰り返し申し上げますが、宗教の選択は自由です。信じないのも含めて、お互いの世界を尊重し合えるといいですね。本当にいろいろあると悲しいですからね。

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