みんなで強打者!デイケアのリハビリ遊びその1 ラケットベースボール

ベースボールのイメージ 自己啓発
ベースボールのイメージ

 私は二十代前半はとにかく遊んできましたが、世に言う楽しい遊びではなく、精神科のデイケアでリハビリをしてきたという、いつものオチです。今日はその中でも、僅かに楽しい思い出として残った遊びを紹介します。

テニスラケットの写真
テニスラケットの写真

 ラケットベースボールという遊びがあります。この遊びは野球をベースにしていて、ボールをゴムまりで、バットをテニスラケットに持ち替えるという、競技というにはいささか打高投低に偏った楽しい遊びです。晴れた日の午後に、マイクロバスに乗って患者一同広場に向かい、太陽の下でゴムまりを追いかけるわけです。

ゴムまりの写真
ゴムまりの写真

 ルールは大体が野球と同じなので、説明するまでもないと思いますが、午後の短い時間の中では9回もやってられないので、3イニングくらいで終了です。ピッチャーはスピードの出ないゴムまりを下手投げし、バッターは打球面の広いテニスラケットを構え、最低限当てることを目指してスイングします。なにしろ道具が道具なので、大抵はヒットになって守備陣は大忙しになります。なかなかアウトにならないので、攻撃の時間が長いです。勝負事というよりも、それぞれが打てているのを楽しめる遊びという感じです。

 この難なく打ててしまうというのが重要で、そもそも私が野球のなにを楽しめないかというと、打つにしても投げるにしても高度な技術が必要になってくるからです。少年野球のピッチャーの球も、きっと私は打てないでしょう。高校野球なんて神々の世界です。ですが、ラケットベースボールなら、私でも俊足巧打のトップバッターを気取ることができるわけです。

 実際は俊足でなければ、巧打でもないのですが、テニスラケットを振り回し、私はヒットを量産しました。バッティングセンターに通い、ろくに打てずに帰ってきた日々が嘘のようです。当時来ていた実習生の女子大学生たちも「私たちでもヒット打てるもんね、感動~」とはしゃいでいました。

 私はたまに野球をしている夢を見て、ヒットも打つのですが、朝起きれば夢だったことに気づきます。その夢を少しでも仮体験させてもらったラケットベースボールは、今でも気持ちのいい思い出が残っています。

 道具は安く揃えられるし、敷居も低いラケットベースボール、人数が集まるようなら、外の遊びにいかがですか? 是非投打に活躍して、大谷翔平気分を味わってください!

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