掌編小説 終わりを蛙に押しつけて 空の彼方から降り注ぐ隕石が生命を死滅させる。そういうことが、この星ではあったらしい。 最初に聞いた時は怖くて夜が長くなった。少し慣れると、何度も頭の中でイメージしては暇を潰した。 小学三年生の初夏。僕は孤独で、つまらなかった。クラ... 2020.09.27 掌編小説